Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 11, 2010, Glen Allen--ナノマーケッツ(NanoMarkets)は、世界OLED照明市場予測を発表した。
　それによると、多くのアプリケーションで費用効果のよい照明に対する需要が高まっているため、OLED照明は2015年までに売上げが60億ドルに達する見込みだ。アプリケーションとしては、一般照明、建築照明、バックライト、バーチカルライト、表示灯など多数。「OLED照明、8年市場予測」は、「OLED照明市場企画と助言サービス」の一部。
　現在、OLED照明を販売または提供を予定しているほとんどの企業は一般照明、建築照明分野にフォーカスしており、この分野は2015年までに40億ドル程度になる。レポートでは、現在の白熱電球や蛍光灯などの効果的な置き換えになるOLEDタイプ、これらの新しいOLED照明製品の販売価格について論じている。
　しかし、OLED照明には、かなり有望な他のアプリケーションもある。例えば、バーチカル照明は2015年の売上げは、7億5000万ドルを超える見込みだ。ナノマーケッツは、このレポートでは、OLEDバックライトについては2つのシナリオを考えている。1つは、現在のエレクトロルミネセント照明の効果的な置き換えとなることをそれ自身で実証すること、もう1つはOLED技術がLCDディスプレイ向けの効果的なバックライト技術となりうる開発レベルの達成。この2番目のシナリオでは、ナノマーケッツは、OLEDバックライトは14億ドル市場を形成すると見ている。