Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 3, 2010, Mountain View--Frost & Sullivanは「最新IP/CESR市場」を発表した。それによると、2009年の市場規模は、140億ドルだった。
　モバイルバックホールとメトロネットワークにおける統合が、IP/キャリアEthernetスイッチ・ルータ(CESR)市場を牽引する２大要因。ビジネスサービスやIPTVなどのアプリケーションが2010年中は継続的に増加する。しかし、次世代バックホール装置への移行、メトロネットワークにおけるコンバージェンスが実際の市場成長を活気づけている。
　過去数年、特に2009年は、ベンダはキャリアEthernet/IP MPLSソリューションに同期を取り入れてモバイルバックホールに対応することに重点を置いていた。これは、キャリアEthernetのOAM、エンド・ツー・エンドマネージメントソリューション、サービスアシュアランスとともに、モバイルバックホールへのキャリアEthernet導入を促進した。
　Frost & Sullivanの調査アナリスト、Prayerna Raina氏は、「Ethernetも、サービスプロバイダが成長とコストとをマッチさせることができるように、モジュラー式の帯域アップグレードを提供している。Ethernet同期標準が大きく進展し、製品にも実装されたため、2011年はEthernetとモバイルバックホール市場が立ち上がる年となる。この市場は主に、マクロ経済の状況と、サービスプロバイダのマイグレーション戦略によって制約を受けていた」と分析している。