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NEC、映像圧縮時の遅延を業界最小クラスに抑えた伝送装置を発売

July 27, 2010, 東京--NECは、映像圧縮時の遅延を業界最小クラスの10msecに抑えた超低遅延デジタル映像圧縮・伝送装置「VC-7700」を製品化し、放送事業者や通信事業者向けに販売活動を開始した。新製品の価格はオープンで、出荷開始は2010年10月の予定。
「VC-7700」の主な特長。
1. 圧縮時に生じる遅延を業界最小クラスの10msecに低減: これまでNECがデジタル放送基幹設備(MPEG-2エンコーダ)で培ってきた独自の映像圧縮技術を基に、新たに「超高画質・超低遅延符号化アルゴリズム」を開発。このアルゴリズムの採用により、超低遅延モードで10msec、低遅延モードで60msecの低遅延を実現。
2. 低ビットレートの通信環境においても高品質な映像伝送を実現: 映像圧縮方式として、MPEG-2に比べ2倍以上の圧縮率を実現する「H.264 High422profile@LEVEL4.1」を採用。「超高画質・超低遅延符号化アルゴリズム」との組み合わせにより、ビットレートが低い通信環境においても高品質な映像伝送が可能。
3. 補助データ信号の伝送が可能: 映像信号のほかに、デジタル字幕データや放送局間制御信号などの補助データ信号も伝送することが可能なため、補助データ伝送用の装置が不要。
4. 多様な音声圧縮方式や伝送方式に対応: 音声圧縮方式として、MPEG-2 AAC-LCを始め、MEPG-2-BC、MPEG-1 Layer2、非圧縮LPCMなどの多様な方式に対応。また、映像の出力についても、伝送に用いるネットワークに応じ放送用の伝送規格であるDVB- ASIとIPの両方から選択可能。
(詳細は、www.nec.co.jp)

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