Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 27, 2010, Redwood City--DellOro Groupの最新レポートによると、DWDM光伝送装置の市場規模は2014年に93億ドルと見込まれるが、そのうち40/100Gbpsは30億ドルをわずかに超えたレベルにとどまる。
　DellOro Groupの光伝送装置担当シニアアナリスト、Jimmy Yu氏は、「2009年光伝送装置市場は不況の圧力が大きかったが、40Gbps DWDMは回復が早かった」と分析している。同氏によると、DWDM市場全体が減速していたが、2009年の40Gbps DWDMの売上げは前年比倍増以上となった。
　100Gbps DWDMが市場に出ても、40Gbps DWDMに対する需要の拡大は続くとDellOro Groupは見ている。40GbpsDWDM市場は、今後5年でCAGR 55％で成長する。主に100Gbpsに対する価格優位性が40Gbps成長の理由だ。このことは、100Gbpsに対する需要がないということではない。DellOroGroupは、100Gbps DWDMの出荷も成長すると見ているが、数量が大きく伸びるのは2012年以降であり、この頃になると100Gbps波長の価格が40Gbps波長の価格を下回ると予測している。