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オーシャンフォトニクス、大型配光測定システムを受注

July 23, 2010, 東京--オーシャンフォトニクスは、都立産業技術研究センターより、同社製の大型配光測定システムを受注したと発表した。
 この大型配光測定システムは、照明器具の配光測定を目的とした装置で、最大サイズ 1,350×450mm(灯具反射板も含む)までの照明器具を精密に測定することが可能。また、ランプ単体の配光を測定可能な機能も有している。さらに、ファイバマルチチャンネル分光器で分光データを取得し、色補正も行えるため、測定精度がさらに高まる。
 蛍光灯・HIDランプ等の放電ランプを光源とする照明器具は、ランプの点灯姿勢によってその光束が変化する。そのため、照明器具の配光測定に際しては、ランプの点灯姿勢を変化させずに測定する必要がある。ランプを水平点灯で使用する照明器具の鉛直方向の配光測定では、回転ミラーを介して各鉛直方向の光を反射させ測定することになる。オーシャンフォトニクスが受注した装置は、このような測定に対応し、精密かつ正確な測定を可能にした。
 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターは、東京の産業振興を技術面で担っており、都内中小企業に対し技術支援を行っている。この一環として、民間企業が試作・開発した照明器具類の依頼試験を行っており、各種照明器具の配光分布測定を行える装置を導入する必要があった。近年、使用が増加しているLED/EL等を用いた照明機器、ディスプレイ等は、多数のメーカーによる開発・製造が行われており、それら照明装置の試験に対する需要も高まりつつある。そのような需要に応えるため、都立産業技術研究センターは大型配光測定システムの導入を決定した。装置の納入は、2011年3月の予定。

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