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1Q10世界のブロードバンド市場、前期比で大きく後退

July 12, 2010, Campbell--Infonetics Researchは、2010年Q1「ブロードバンドCPEと加入者」市場予測を発表した。同レポートの対象となっているのは、DSL、ケーブルブロードバンド、CPE装置と加入者、ボイスCPE、住宅用ゲートウエイ、音声端末アダプタ。
 「年の第1四半期は、通常ブロードバンドCPE装置市場にとっては最悪期の1つ。新規加入者純増、新規のCPE販売は、Q3、Q4の好調の後で減速するからだ。今期も世界的に長引く不況に痛めつけられた。したがって、新規サービスをサポートするための既存CPEのアップグレードを思いとどまるユーザが多い。特に、1Q10はADSL CPEの落ち込みが激しかった。これはオペレータが、FTTHやVDSL2サービスに注力していたため、基本となるブロードバンドサービス市場への投資を控えたからだ。全体としてみると、2010年はCPEベンダには厳しい年となりそうだ。オペレータは、新規加入者は少ないと見ており、新しい装置を買うよりも既存のものを使って、できることをやろうと考えているからだ」(ディレクティング・アナリスト、Jeff Heynen氏)。
調査のハイライト
・1Q10、世界のブロードバンドCPE市場規模は9億6730万ドルで、前期比13%減だった。
・Technicolor(Thomson)は、2009年早期の厳しい状態から、前期にトップの座に返り咲き、フアウエイとモトローラをわずかに引き離して、世界のブロードバンドCPE売上げでNo.1の座を守った。
・ケーブル加入者の伸びが減速しており、多くのケーブル加入者が長期間DOCSIS 2.0 CPEにとどまると見られているので、DOCSIS 3.0 CPEの販売は打撃を被る見込みだ。
・Infonetics Researchの予測では、VDSL CPE販売は軟化する。テレコム大手の多くが、FTTB、FTTNやVDSL2よりも直接FTTHに行くからだ。

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