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大規模災害時にも通信サービスを継続可能な光ネットワーク制御技術
July 9, 2010, 東京--KDDI研究所、日本電気(NEC)、三菱電機は、波長スイッチング光ネットワークの耐障害性を格段に向上させる自動制御技術を各社が開発し、各社装置間の相互接続性検証に成功した。
これにより、複数の異なるシステムが相互接続された光ネットワークにおいて、障害が複数箇所同時に生じても、運用者による作業を介さず自動的に装置が迂回経路を探索し、障害復旧できるようになる。そのため、ネットワークの耐障害性が従来の2倍以上に向上し、大規模な災害時においても大容量な通信サービスが継続可能な安全安心なネットワーク基盤の実現が可能となる。
大容量な通信サービスを"光のまま"任意の行き先へ制御可能な波長スイッチング光ネットワークでは、基盤ネットワークの"グリーン化"(Greenof ICT)、低コスト化が期待されている。これまでの光回線の設定は、光を一旦電気に変換した後、電気スイッチ(Time-division multiplexingスイッチやIPルータなど)を介して行ってきたのに対して、このネットワークでは、電気スイッチを介さず"光のまま"回線設定を行うことが可能となるため、電力並びにコストの低減が可能となる。このような光ネットワーク技術は、近年、低炭素社会の実現に向けた一施策として世界的に検討が進められている。KDDI研究所、NEC、三菱電機の三社は、これまでに、上記ネットワークの実現に向けて、波長回線を自動設定する技術の共同実験に成功している。今回、同技術をさらに高度化し、より安全安心な基盤ネットワークの実現のため、多重障害時でも自動的かつ高速に経路がある限り光回線の迂回を可能とする以下の技術開発を行い、動作検証に成功した。
この実験の結果は、7月4日〜9日に札幌で開催される国際会議OECC 2010(15th OptoElectronics and CommunicationsConference)のポストデッドラインペーパーのセッションで発表される予定。
これにより、複数の異なるシステムが相互接続された光ネットワークにおいて、障害が複数箇所同時に生じても、運用者による作業を介さず自動的に装置が迂回経路を探索し、障害復旧できるようになる。そのため、ネットワークの耐障害性が従来の2倍以上に向上し、大規模な災害時においても大容量な通信サービスが継続可能な安全安心なネットワーク基盤の実現が可能となる。
大容量な通信サービスを"光のまま"任意の行き先へ制御可能な波長スイッチング光ネットワークでは、基盤ネットワークの"グリーン化"(Greenof ICT)、低コスト化が期待されている。これまでの光回線の設定は、光を一旦電気に変換した後、電気スイッチ(Time-division multiplexingスイッチやIPルータなど)を介して行ってきたのに対して、このネットワークでは、電気スイッチを介さず"光のまま"回線設定を行うことが可能となるため、電力並びにコストの低減が可能となる。このような光ネットワーク技術は、近年、低炭素社会の実現に向けた一施策として世界的に検討が進められている。KDDI研究所、NEC、三菱電機の三社は、これまでに、上記ネットワークの実現に向けて、波長回線を自動設定する技術の共同実験に成功している。今回、同技術をさらに高度化し、より安全安心な基盤ネットワークの実現のため、多重障害時でも自動的かつ高速に経路がある限り光回線の迂回を可能とする以下の技術開発を行い、動作検証に成功した。
この実験の結果は、7月4日〜9日に札幌で開催される国際会議OECC 2010(15th OptoElectronics and CommunicationsConference)のポストデッドラインペーパーのセッションで発表される予定。