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IQE、次世代光通信向け40Gbps VCSEL技術を実証

July 9, 2010, Cardiff--IQE(IQE plc)は、「酸化狭窄型850nm VCSELの40Gb/sエラーフリー動作」と題する論文をElectronic Lettersに発表した。
 同論文は、AOCやインテルのLightPeakなどのアプリケーションに必要とされる高速データ転送レートに対応する能力がIQEのVCSEL材料にあると報告している。
 BluRay DVDやHDTVなどの家電機器間の既存銅線インタコネクトのデータ転送レートは0.48Gb/sが限界。さらに、銅線インタコネクトでは、伝送レートが高くなると伝送距離が大幅に短くなる。光ケーブルの第1世代は、10Gb/sまでの伝送速度をサポートするように設計されており、これはIQEとVISIT(Vertically Integrated Systems for Information Transfer)プログラムの資金を得ているEUのパートナー企業とが実証した40Gb/sの範囲内にある伝送レートだ。このプロジェクトで実証されたデバイスは、周辺機器やLAN光インタコネクトで用いられる標準波長である850nmで、新たな世界記録を達成した。
 「インテルのLightPeakのような高速光インタコネクトは、今日の銅線技術の20倍のスピードで動作するように設計されており、今後数年で100Gb/sにスケールする。光インタコネクトは、高速だけでなく、現在の銅線ベースのケーブルよりも遙かに伝送距離が長い」とプロジェクト・ディレクタ、Andrew Joel氏はコメントしている。
 VISITプログラムの他のメンバーは、インテル(Ireland)、VI Systems(ドイツ)、Chalmers工科大学(Sweden)、ケンブリッジ大学(UK)、Cork大学(Ireland)、ベルリン工科大学(ドイツ)、ロシア科学アカデミー(ロシア)。
 2008年7月、IQEのエピウエハが同プログラム第1フェーズの一部として25Gb/sVCSEL実証に使われた。

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