Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 5, 2010, アフリカ--メインワン(Main One)は、西アフリカとヨーロッパをリンクする1920Gb/s、7000kmの海底ケーブルシステムが完成し、運用を開始したと発表した。
　ナイジェリアとガーナに陸揚げ局、モロッコ、カナリア諸島、セネガル、象牙海岸にブランチングユニットをもつメインワンケーブルシステムは、現在の10倍以上のブロードバンド帯域を西アフリカに実現する。
　このケーブルシステムが運用を開始したことでメインワンは、アフリカにおける通信革命の頂点に位置し、広帯域とスピードをより低いコストで提供することでビジネス、政府、個人に大きな影響を与えると期待されている。メインワンケーブルのインパクトは、今後あらゆる分野で顕在化してくることになる。教育から健康、エンタテーメントにいたるまで、経済の成長を促進し、アフリカ中にビジネスチャンスを作り出すことになる。
　メインワンケーブル社の会長、Fola Adeola氏は、メインワンケーブル運用開始を「歴史的な日」と捉える。「メインワンケーブルは、アフリカ人がアフリカ人のためにすばらしいことができることを示した。」
　メインワンは、アフリカが所有する西アフリカで初めての海底ケーブルネットワーク。メインワンは、予定通りに予算内でケーブルシステムを構築した。今回運用開始となったのは、フェーズ1で完成したリンク。メインワンは、フェーズ2で南アフリカまでの延長を計画している。