Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 17, 2010, サンタクララ--アジレント・テクノロジー（Agilent Technologies Inc）は、デジタル・コミュニケーション・アナライザ（DCA）製品群を拡充するサンプリング・オシロスコープ「Agilent86100D InfiniiumDCA-X オシロスコープ」の販売を開始した。
　今回発表のDCA-Xは、高速デジタルの設計において、半導体や機器の特性評価を簡単で、しかも正確に行うことができる製品。
　DCA-Xのメインフレームは、内蔵ディエンベディングに対応するなど、次世代の測定ニーズを先取りしたプラットフォームとなっている。また、これまで提供してきたDCA用のモジュールはすべてそのまま使うことができるほか、プログラミングコマンドは86100Cとは完全互換となっている。また、将来的には新たなモジュールを提供することで、最大16chsまで対応できるよう拡張していく予定。チャンネル数が増えることで、電気と光、どちらの開発においてもパラレルの設計を効率的に行うことができるようになるほか、製造部門ではスループットを高めることが可能となる。
　DCAの持つアナログ帯域の広さ、低ノイズ、低ジッタ性能により、50 Mb/sから、40 Gb/sを超える信号においても、設計中の半導体や機器の真の実力を知ることができるようになる。DCAはモジュール型のプラットフォームを採用しており、光測定、電気測定、TDR/TDT測定、Sパラメータ測定用の構成をとることができる。