Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 1, 2010, Richmond--ダイコン(DiCon Fiberoptics)は､光テストシステムGP750用チューナブルフィルタモジュールを発売した｡
　同チューナブルフィルタは､DiConのMEMS技術をベースにしたもので､CバンドまたはLバンドの信号を50GHzまたは100GHzのチャネルスペースで分離できる｡このチューナブルフィルタを実装したテストシステムは､光チャネルパフォーマンスモニタ､ROADMシステム､ノイズ抑圧､信号のトラッキングなどのアプリケーションに適しているもので､同社製品開発担当VP､Robert Schleicher氏は､その特徴について｢30msの高速チューニングが可能であり､多数のチャネルに渡り迅速かつ正確にチューニングできる｣と語っている｡
　チューナブルバンドパスフィルタは､50GHzまたは100GHzチャネルスペースのいずれかで提供しており､CバンドまたはLバンド用のデザインが用意されている｡4個までのチューナブルフィルタを各モジュールに集積することができ､光スイッチやVOA､アッテネータなど､他のGP750モジュールと併せて使うと1つのテストセットが構成できる｡一例を挙げれば､光チャネルモニタリングテストセットでは､光スイッチモジュールと併用すると複数ファイバからの信号をモニタすることができる｡
　チューナブルフィルタモジュールは､GP750光テストプラットフォーム用に設計されている｡同システムは､光スイッチ､光アッテネータ､チューナブルフィルタを自動化し､長期間使用や将来のアップグレードを容易にするモジュールを構成｡ダウンタイムが問題になる場合は､バックアップモジュールを用意して瞬時に交換することも可能｡