Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 28, 2010, Fremont--オプネクスト(Opnext, Inc)は､スウェーデンを通るテリアソネラ(TeliaSonera)のネットワークでシングル波長､リアルタイムコヒレント127GPM-QPSKモデムのデモンストレーションを行ったと発表した｡このトライアルは､ヨーロッパで行われた初のリアルタイム､シングル波長100Gフィールドトライアルとなる｡
　トライアルは､スウェーデンのUppsalaからOlofstromまでの往復1700kmで､再生を使わないリアルタイムテストとしては現在までの最長距離｡
　｢TeliaSoneraは､ヨーロッパ最大､最速の成長を続けているIPバックボーンの1つを保有しており､当社がオプネクストのようなベンダからコヒレント100Gbpsといった最先端の次世代技術を導入してネットワークの先進性を維持しようとしていることを示すものだ｣とTeliaSoneraのブロードバンド開発長､Staffan Gojeryd氏はコメントしている｡
　100Gbps技術を実装するにあたって伝送チャネルの最適化は不要だった｡このことは､オプネクストのコヒレント技術が使いやすいことを実証するものとなっている｡現在､直接検出を使用している多くの10Gbps､ほとんどの40Gbps光システムは､既設光ファイバのすべての光伝送劣化を調整するために光ネットワークエンジニアによる最適化作業が必要になっている｡オプネクストのプラグ&プレイ技術によって､キャリアは既設ネットワークに変更を加えることなく現行の回線システムを100Gbpsにアブグレードできる｡また､オプネクストの技術を使用する新しいシステムでは外部の分散補償が不要になり､コスト削減､IP遅延の最小化､旧い既設ファイバへの導入も可能になる｡