Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 26, 2010, 東京--ソフトバンクテレコムと富士通は、2010年6月11日から南アフリカ共和国で開催される世界最大のサッカーイベントの全64試合のライブ中継を、CS放送向けに提供する。
　今回CS放送向けに提供する映像伝送サービスは、富士通の映像伝送装置「IP-9500」の映像圧縮技術「H.264」方式によって高圧縮でありながら高い画像品質を確保、また、日本と南アフリカ共和国間全長14000kmの長距離かつ限られた帯域内において映像の高速伝送を実現することで、回線コストの飛躍的な削減も図った。
　ソフトバンクテレコムでは、これまで2002年、2006年に開催された同様のイベント、2004年に行われたアテネオリンピックなど数多くの世界的なスポーツイベントにおいて映像伝送の実績があり、グローバルネットワークインフラを最大限に活用した映像伝送事業を展開している。今回は南アフリカ国内で行われる各試合の映像データが一元的に管理されるヨハネスブルグのIBC（InternationalBroadcasting Center）から大西洋とインド洋の2ルートの伝送路を確保することで、瞬間的なエラーや回線断が発生しても、すばやく切り替わる無遮断切替機能を使って長距離の映像伝送を24時間体制で運用する。
　また、富士通独自の「H.264」制御アルゴリズム、色情報フォーマット4 : 2 : 2での伝送により、サッカーという動きの激しいスポーツ素材においても、高品質のまま伝送を行うことができるため、視聴者に世界トップレベルのサッカー全試合のライブ中継を臨場感と迫力のある映像で提供できる。