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OKI、多機能素子化した新LED プリントヘッドの量産を開始

May 18, 2010, 東京--OKIグループのプリンタ事業会社OKIデータとLED事業会社OKIデジタルイメージング(ODI)は、エピフィルム・ボンディング技術(EFB技術)により、LEDを多機能素子化した新LEDアレイの開発に成功。この新LEDアレイを搭載した新LEDプリントヘッドの量産を開始し、今後OKIデータより発売されるLEDプリンタ新商品に搭載していく。
 従来のLED はアノード・カソードの2 端子構造で機能は発光動作のみだったが、EFB 技術を用いてアノード・カソード・ゲートの3 端子構造としたことで、LEDにスイッチング機能を追加し多機能素子化を実現。これによりチップ内の配線数を低減し、チップ幅を22%削減した新LED アレイの開発に成功した。さらに、LEDを多機能素子化したことで、LED を実装している基板の電源ラインを1本化し、基板層数の50%削減にも成功。新LED アレイは、2010年4 月に稼動開始したODIの新LED 工場で生産する。
 新LED アレイを搭載した新LED プリントヘッドには、解像度1,200dpi と600dpi の2機種があり、この2 機種では、LED アレイ以外の部品の完全共通化を実現し、開発期間の短縮と生産性・メンテナンス性を向上させている。OKIデータでは、ノンインパクトプリンタの開発当初より、小型化・高画質化・高速化に有利なLED 方式にこだわって開発を続けてきた。2006 年9 月には、更なる高画質化のための高密度化や省資源化などの目的から、薄膜化したLEDを駆動回路に接合する「EFB 技術」を開発し、世界で初めて実用レベルで量産化に成功させるなど、世界初、世界最高を追求する技術開発で業界をリードしている。ODIによるLED プリントヘッド累計出荷本数(A4 換算)は1,200 万本に到達している。

(注)OKI データは、これまでLED (Light Emitting Diode) としていたが、新LED アレイは3端子構造のため今後LED(Light Emitting Device) と表記する。

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