Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 10, 2010, サニーベイル--インフィネラ(Infinera)は､大手通信サービスプロバイダの大西洋横断6000kmルートにシステムを導入した｡この新規ルートは､1ファイバペアで1.76Tbpsの伝送用容量を実現している｡
　インフィネラ海底ソリューション(Infinera Submarine Solution)は､同社の高密度技術を使用して波長間隔25GHzで､従来の50GHzチャネルグリッドDWDM光システムの2倍の波長を詰め込んでいる｡
　同海底ソリューションは同社のDTNをベースとしており､伝送容量を増やすだけでなく､陸上端局のスペースとパワー効率向上を同時実現している｡また､新たな分散マネージメントソリューションも導入されて､分散の管理を簡素化している｡
　フォトニック集積回路(PIC)をベースにしたデジタル光ネットワークアーキテクチャにより､Infineraの海底ソリューションは､ネットワークの導入､プロビジョニング､マネージメントを迅速かつ容易にし､新規サービス追加は､従来の数ヶ月から数日に短縮されることもある｡
　Infineraが､昨年発表したInfinera Submarine Solutionによって､サービスプロバイダは､海底インフラに投資することなく､帯域需要に対処できるようになっている｡Infineraによると､現在までに同社のソリューションは北米､カリビア､南米に導入されている｡
　なお､Infineraは､5月11日~14日まで横浜で開催されるSubOptic2010で同社の海底ソリューションを紹介する｡