Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 30, 2010, Wallingford--インタコネクト製品メーカー､アンフェノール(Amphenol)とシリコンフォトニクスで先行しているラクステラ(Luxtera)は戦略的提携を発表し､今後様々な市場､アプリケーションに向けてシリコンフォトニクスベースのインタコネクト製品をリリースしていく｡
　両社は共同で光インタコネクト技術開発を進める｡アンフェノールは､光接続業界の最前線にあり､Luxteraの技術を世界市場に普及させる｡多様な光インタコネクト製品の販売､マーケティング､開発で協力することで､光インタコネクトを量産レベルに引き上げ､AOC市場拡大に寄与するのが両社の狙い｡
　提携の一環として､アンフェノールは自社の世界販売チャネルを通じて､LuxteraのシリコンCMOSフォトニクスベースの光インタコネクト製品のマーケティングを行い､両社の収益を伸ばしていく｡Luxteraが先行するシリコンCMOSフォトニクスを利用しているため､同社のAOCは従来のオプティクス製品に比べて伝送距離､信頼性､消費電力､コストの点で優位性がある｡提携契約でカバーする製品は､HPC､Ethernetエンタプライズ､家電市場を対象としており､シリコンCMOSフォトニクスの利点を幅広く活用できるものとなっている｡業界の帯域需要は引き続き増加トレンドを示しているので､これらのソリューションはレガシー技術の課題を克服し､経済的な高速インタコネクトを市場に提供することができる｡
　この提携に関連してCIRの主席アナリスト､Lisa Huff氏は､｢MMFベースのVCSEL技術に取って代わる可能性がある｣とコメントしている｡
　また､アンフェノール(Amphenol Interconnect Products Corporation)の部長､Stephanie West氏は､｢両社の技術力を統合して100Gbpsソリューションを開発し､ローコストの製造技術､強力な販売チャネルにより､顧客に大きな利益を提供することができる｣と話している｡