Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 28, 2010, ボストン--ストラテジ･アナリティクス(Strategy Analytics)の予測によると､DLNA認定(Digital Living NetworkAlliance)製品によって家電､コンピュータ､モバイル機器の相互接続ネットワークが宅内を超えて広がる｡
　同社のネットワーク接続家電機器サービス調査レポート｢DLNAは2010年のブレイクスルーになる｣によると､2014年までには20億以上のDLNA認定機器が消費者の家庭､ポケットに導入される｡
　ストラテジ･アナリティクスのネットワーク接続家電機器サービスディレクタ､Peter King氏は､2010年のDLNA認定機器の販売台数は､59%増となり､2014年には約10億台と予測している｡｢成長と世界的認知を促進する要因は2つある｡1つはサービスプロバイダが関わっていること｡サービスプロバイダの狙いは､宅内全体のサービスを提供したいこととコスト削減にある｡もう1つは､2010年現在でソフトウエア認定が先行していることだ｡これによって､家庭内で､従来のDLNA認定を受けていない機器がDLNAエコシステムに組み込まれることになる｡｣
　King氏は､DLNAの展開にはまだ課題は多いと見ている｡｢しかし､DLNAが家庭内の複数の機器に浸透するにともなって､プレミアムコンテンツを保護しようという未完のプロジェクトが成功するなら､使用されるCE､PC､モバイル機器の相互接続可能なネットワーク強化に巨歩を踏み出すことになる｣と同氏はコメントしている｡