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米ブロードバンド2500万ユーザがノーカットTVショーを視聴

April 27, 2010, ダラス--パークス・アソシエイツ(Parks Associates)の調査レポート「オンラインビデオとブロードバンドプロバイダの戦略」によると、オンラインビデオ視聴の普及が圧力となってサービスプロバイダは「どこでもTV」(TVEverywhere)などの新しいサービスでメディア企業にならざるを得なくなっている。
 同レポートによると、プレミアムオンラインコンテンツを視聴する米国ブロードバンド世帯数は昨年倍増した。2500万件を越えるブロードバンド世帯が、恒常的にオンラインでノーカットTVショーを、2000万以上がオンラインで映画を見ている。
 「ネットワークに接続された家電(CE)機器がTV業界の競争環境に影響を及ぼし始めている。一方、コードカッターの現状の数字は多くない。サービスプロバイダはこのような展開を気にしている」とパークス・アソシエイツのアナリスト、Jayant Dasari氏は言う。「ペイTVプロバイダは、どこでもTVサービスを提供することで、自社のサービスの価値低下となるような変化を阻止しようとやっきになっている。これらのサービスはコードカットを思いとどまらせることにはならないにしても、従来サービスの補完にはなる。だが、プロバイダはそうした新規サービスを今後の事業戦略のモデルにできると考えている。」
 調査レポート「オンラインビデオとサービスプロバイダの戦略」は、ビデオや他の付加価値サービスをブロードバンドサービスプロバイダから受けるか、HuluのようなOTT(over-the-top)プロバイダから受けるか、消費者の選好はまだ決まっていない、と指摘している。サービスプロバイダは、この消費者の中立性を利用して、自らをメディア企業に変えようとしている。
 コムキャスト(Comcast)は、XFinityサービスによって、「どこでもTV」市場で先行している。ブロードバンドとペイTVの両サービスを受けているコムキャストの顧客は、オンライン番組から幅広く選択できる。このタイプのサービスによって番組制作者やペイTVプロバイダは、将来の収益機会のお膳立てをしつつ、現状のビジネスモデルを維持することができる。

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