Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 21, 2010, ラスベガス--ストラテジ･アナリティクス(Strategy Analytics)によると､世界のデジタルTV加入者数は2010年に4億8400万件､2014年には8億8700万件に達する｡
　地域別に見ると､今後5年間の成長率はアジアパシフィック(APAC)が最も高く､2014年までに世界のデジタルTV加入者数の過半をAPACが占める｡ケーブルTVは引き続き優勢なTV視聴プラットフォームであるが､世界の加入者の2/3以上はまだアナログを使っている｡これは急速に変わっていくと期待されており､2012年にはケーブル加入者のアナログとデジタルの比率が逆転すると見込まれている｡各国ともそれぞれ､デジタルスイッチオーバ(DSO)番組を出しているので､主要な視聴プラットフォームとしてのデジタル地上波テレビ(DTT)の重要性が高まっていく｡
　ストラテジ･アナリティクスはデジタルの変曲点を2013年と見ている｡DTTの普及にともないアナログからデジタルへの移行が加速する､と同社は見ている｡