Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 21, 2010, Wellesley--BCCリサーチ(BCC Research)の調査レポート｢光触媒技術と世界市場｣によると､光触媒の世界市場規模は2009年に8億4750万ドルだったが､今後5年はCAGR14.3%で成長して､2014年には17億ドルに達する｡
　この市場の最大セグメントは建設で､CAGR 14.5%成長､2009年の7億4030万ドルから2014年には15億ドルに達する｡次に大きなセグメントは､消費者向け製品で､2014年には1億5840万ドルに達する｡2009年の市場規模は､推定8510万ドルなので､CAGR 13.2%で成長することになる｡
　3番目は､その他の製品で､2009年の市場規模は2210万ドルだったが､CAGR 8.7%で伸びて､2014年には3360万ドルに達する｡
　光触媒は､フォトンによって化学反応を活性化させる触媒｡優れた酸化力､超親水性などが特徴｡1960年代後半から､これらの他とは異なる特性が様々な商用品で利用されるようになっている｡BCCによると､光触媒が現在および将来的に利用されると考えられる6つの分野は､自動車､建設､消費財､エネルギー､環境､医療｡