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ラマンアンプとEDFAを一体化したラマンEDFAを販売開始

March 24, 2010, 東京--今後導入が進む100Gbps等の超高速光伝送においては光信号を増幅する際、雑音特性に優れるラマンアンプと高出力のErドープ光ファイバアンプ(EDFA)を組み合わせて使用する方式が見込まれる。古河電工は、これらの用途に向けて、省スペース・低コストを実現すべく、ラマンアンプとEDFAを一体化したラマンEDFAを製品化し、ErFA40000シリーズとして販売を開始した。
古河は、ラマンアンプの基本特許(ラマンの光源、及びシステムの制御方法に関する日本、米国に登録特許を多数)を有し、Erドープ光ファイバ(EDF)や励起レーザ等のキーデバイスを内製している強みを活かして、ラマンアンプ、EDFAの分野で、市場のリーダーとして、製品を市場に送り出してきた。
現在、ラマンアンプは主に、光伝送システムにおいて一部中継局間が離れている場合に、EDFAの出力不足を補う目的で使用されている。
今後導入が進む100Gbps等の超高速光伝送に用いられる光アンプには、優れた雑音特性が求められ、かつ、部品点数の増加により伝送損失が増えることから高い利得(出力)も必要となる。そのため、超高速光伝送における光信号対雑音比(OSNR)の改善や光伝送路および部品の損失補償を、雑音特性に優れるラマンアンプと高出力のEDFAの組み合わせで実現する方式の増加が見込まれる。
これらの用途に向け古河は、高速制御DEFAと1480nm帯の高出力励起レーザの技術を生かし、ラマンアンプとEDFAを一体化することで省スペース・低コストを実現する、コンパクトで高性能なラマンEDFAを製品化し、ErFA40000 シリーズとして販売を開始した。

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