関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
古河電工、50Ghz間隔、88波アサーマルAWGのサンプル出荷開始
March 23, 2010, 東京--古河電工は、WDM(光波長多重)伝送の高容量化のための光部品として50Ghz間隔、88波対応の温度無依存型光波長合分波器(アサーマルWAG)を開発した。合分波器の低コスト化、省スペース化が可能となる。
古河は、4月よりサンプルの出荷を開始し、今夏より、販売開始の予定。2012年度には、この製品を含めたAWGモジュール合計で、約9億円の売り上げを目指している。
近年、WDM 伝送における一波長あたりの伝送容量を拡大する方法として、多値位相変調方式の導入が進められている。同方式では、占有する信号帯域(信号スペクトル)が狭く済むことから、隣り合った波長の間隔を詰められ(100Ghz→50Ghz)、波長数を増やすことが可能となるため、更に伝送容量の拡大が実現できる。
従来は2つの100Ghz間隔の44波AWGモジュールとインターリーバーという高価な部品の組み合わせで、50Ghz 間隔、88波の合分波を実現していたが、より低コスト、省スペース化が求められるようになっている。古河では、光導波路への高屈折率差の適用や、高精度な光導波路を製造するための設計・製造技術により、1つのAWG モジュールサイズで同等の機能(50Ghz間隔、88波の合分波)を実現した。
古河電工が2006年に世界で初めて商品化したアサーマルAWGは、温度制御回路を必要とせず、当社独自のパッケージ技術により温度補償する構造。また、同社はFTTH向けスプリッタや100Ghz間隔AWGで培われたPLC設計・製造技術を有しており、これらの技術を改良することにより、より高精度の温度補償機能が要求される50Ghz間隔のAWGにおいても、優れた特性が実現されている。
古河は、4月よりサンプルの出荷を開始し、今夏より、販売開始の予定。2012年度には、この製品を含めたAWGモジュール合計で、約9億円の売り上げを目指している。
近年、WDM 伝送における一波長あたりの伝送容量を拡大する方法として、多値位相変調方式の導入が進められている。同方式では、占有する信号帯域(信号スペクトル)が狭く済むことから、隣り合った波長の間隔を詰められ(100Ghz→50Ghz)、波長数を増やすことが可能となるため、更に伝送容量の拡大が実現できる。
従来は2つの100Ghz間隔の44波AWGモジュールとインターリーバーという高価な部品の組み合わせで、50Ghz 間隔、88波の合分波を実現していたが、より低コスト、省スペース化が求められるようになっている。古河では、光導波路への高屈折率差の適用や、高精度な光導波路を製造するための設計・製造技術により、1つのAWG モジュールサイズで同等の機能(50Ghz間隔、88波の合分波)を実現した。
古河電工が2006年に世界で初めて商品化したアサーマルAWGは、温度制御回路を必要とせず、当社独自のパッケージ技術により温度補償する構造。また、同社はFTTH向けスプリッタや100Ghz間隔AWGで培われたPLC設計・製造技術を有しており、これらの技術を改良することにより、より高精度の温度補償機能が要求される50Ghz間隔のAWGにおいても、優れた特性が実現されている。