Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 8, 2010, パロアルト--ギグオプティクス(GigOptix, Inc)は､GX3122 デュアルチャネルのリニア トランスインピーダンス･アンプリファイア(TIA)のサンプル供給を始めた｡同TIAは､次世代40G/DWDMコヒレント光レシーバで使用するように設計されている｡　GX3122の主な特長｡
･1つのデバイスに2chバランストTIAとしてシステムの複雑さとコストを抑制｡
･20dBを超えるダイナミックレンジでリニアゲイン｡
･5%以下の全高調波歪(THD)｡
･利得制御は自動またはマニュアルが選択可能｡
･ピーク検出機能
･低消費電力
･GigOptixの100GデュアルチャネルリニアTIAソリューションと形状互換性｡
　GX3122 TIAは､1つのダイで2つのバランストリニア10G TIAsとしている｡このデバイスは､コヒレントレシーバでPDとADC､DSP間で利得インタフェースとなる｡GX3122は､要求されている大きなダイナミックレンジがとれ､常に低いTHDで高いAC､DC電流を扱えるように設計されている｡
　GX3122の特徴について､マーケティング担当VP､Julie Tipton氏は次のようにコメントしている｡
　｢GX3122は､GigOptixの100G DP-QPSKデュアルチャネルTIAと形状互換性があり､この点は顧客にとってメリットになる｡100G DP-QPSK用にGigOptixの100GデュアルチャネルリニアTIAソリューションを用いて設計したレシーバが､コストの安いGX3122を用いた40G DP-QPSK動作に､簡単にターゲットを変えることができるからだ｡同様にして､GX3122で設計を行った顧客は､GigOptixの100G TIAソリューションを用いて迅速に100Gレシーバに移行できる｡｣
　40Gコヒレントシステムは､長距離伝送に適したフォーマットであること､信号歪みに対する耐性が高いこと､他の40Gフォーマットに対してOPEX抑制が期待できることなどの理由で､将来の40G DWDMネットワークで大きなシェアを占めると見られている｡