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三菱炭酸ガス二次元レーザ加工機をイタリアで販売開始

March 8, 2010, 東京--三菱電機は、欧州のレーザ加工機市場参入の第一段階として、イタリアで炭酸ガスレーザ加工機「LVPシリーズ」の販売を4月から開始すると発表した。
三菱は炭酸ガスレーザ加工機のキーパーツであるレーザ発振器から数値制御装置(NC)、加工機本体まで自社で一貫して開発・生産している。同社によると、納入実績は日本・米国・アジアでは累計1万台を超える。「高品質なビームによる良好な切断面と、炭酸ガスの循環利用によりガスの放出量が少なく低いランニングコストですむ点が高い評価を得ている」と三菱は説明している。
 欧州は出力1kW以上の切断用レーザ加工機で世界の需要の4割を占める巨大市場。近年、製品の多様化と製品サイクルの短縮化が進む中、薄板から厚板まで高速加工でき、多品種少量生産でも短時間に加工装備が行える二次元レーザ加工が欧州でも脚光をあびており、今後需要の増加が期待されている。
 三菱は、欧州の販売会社Mitsubishi Electric Europe B.V.を通じてイタリアのプレスブレーキメーカーSchiavi(スキアビ)社と連携して、炭酸ガス二次元レーザ加工機LVPシリーズを販売する。三菱は、「今後、イタリアでの販売機種を拡大するとともに、欧州各地域へ販売の拡大をめざす」としている。
 イタリアでの販売製品は、出力4.5kWのML3015LVP-45CF-R。最大加工送り速度は、30m/分。

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