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爆発物の遠隔解析にラマンとLIBSを同時使用

March 3, 2010, ベルファスト--アンドール・テクノロジー(Andor Technology)が供給するShamrock分光計とハイパフォーマンス・インテンシファイドCCDディテクタを採用した新しいハイブリッドセンサシステムを利用して、スペインの研究者はラマンとLIBSを同時に使った爆発物の瞬時、遠隔解析を行った。
 この新しいシステムを使うことで2つの異なるセンシング技術から分子の特定と分子量の情報が得られるので、微量の爆発物の遠隔検出用に極めて強力な解析ツールとなる。
 このハイブリッド分光器アプローチに基づいた可搬ハイブリッドセンサは、フィールドテストを完了しており、例えば車のドアのハンドルの表面などに人の指紋によって残された爆発物の残留物が50m離れた位置から安全に検出できる。また、駐車中の車に隠された爆発物も窓ガラスを通して検出できる。
 この新しいハイブリッド検出システムは、スペインのマラガ大学、José Javier Laserna教授の研究チームが開発した。2つのAndorShamrock SR303i分光器とiStarインテンシファイドCCDs、Cassegrain望遠鏡と532nmNd:YAG ナノ秒レーザパルスを組み合わせることで、研究チームは同一サンプルからラマン-分子情報とLIBS分光と複数の元素情報同時検出できる。
 Laserna教授によると、Andor iStar iCCDディテクタが、極めて低い光レベルでも働く可搬検出システム開発では、重要な役割を果たしている。スペクトル情報を解析するためのリフレッシュレートは10Hz以上であり、ラマンとLIBSがリアルタイムで動作する。
(詳細は、www.andor.com)

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