Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 25, 2010, ドバイ--TATA(TATA Communications)と中東の提携オペレータは､タイコ(Tyco Telecommunications)がTGN湾岸ケーブルシステム(TGNGulf cable system)を建設すると発表した｡
　TGNガルフプロジェクトのTATAのパートナー､カタールのQatar Telecom､サウジアラビアのMobily of the Kingdom､UAE(United Arab Emirates)のEtisalatは､TGNガルフケーブルシステムのそれぞれ専用の陸揚げ局となる｡TATAとそのパートナーは､戦略的な関係の一部をなすこのケーブルプロジェクトを足場に､グローバルEthernet､MPLSベースVPN､マネージドセキュリティ､IaaS(infrastructure as a Service)､グローバルテレプレゼンスなど､最先端の通信サービスポートフォリオを拡張していく意向｡これらのサービスはすべて､急拡大を続けるこの地域市場で活発に活動している地域およびグローバル企業の両方をサポートする上で最適であるとされている｡
　TATAは､今後2年で中東地域の通信オペレーション展開に約2億ドルを投じると発表｡この最先端のケーブルシステムは､2009年10月に建設が始まり､2011年中に完成する予定となっており､完成により世界の主要都市にこの地域が高速･広帯域接続されることになる｡TGNネットワークのゲートウエイの役割を果たすTGNガルフケーブルシステムは､各パートナーに一段高い水準のインフラと独自のサービスを提供していく｡