Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 4, 2010, Nozay--フランスのコンポーネントメーカー､3Sフォトニクス(3S PHOTONICS)は､フォトニクスウエスト(Photonics West)で高信頼パルス動作1064nm波長安定化ハイパワーダイオードレーザのデモンストレーションを行った｡
　ほとんどのパルスファイバレーザはMaster Oscillator-Power Amplifier(MOPA)アーキテクチャを利用している｡この構成は種光となるダイオードレーザ(MO)を直接変調して高繰り返しと高ピークパワーパルス動作を実現できるメリットがある｡ファイバレーザのパフォーマンスと信頼性を全体的に強化するために､抜群の長期動作が可能なハイパワーシングル横モード1064nmダイオードが必要となる｡こうしたハイパワーデバイスは､量子井戸に強い歪みを入れているため､その信頼性が長年課題になっている｡
　3Sフォトニクスのマーケティング/製品ラインマネージメント担当VP､Yannick Bailly氏は､｢3Sフォトニクスが開発した1064nmシングル横モードレーザダイオードは､CWおよび2.35Aで1Wを超えるピークパワーのパルス動作でも最高の信頼性を実証した｣と主張している｡｢CW状態でのエイジングテストによって当社の1064 CHPシードレーザモジュールは､極めて高いジャンクション温度でも本質的にロバストであることが示された､また45℃でのパルス動作､数百kHzの高繰り返しでも､デバイスの安定性が確認されている｡｣
　フリーランニングと､FBGによる波長安定化されたデバイスのいずれもパルス動作で極めて安定したパフォーマンスを示している｡
(詳細は､www.3sphotonics.com)