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超小型カラープロジェクタ用638nm高出力半導体レーザ発売

January 15, 2010, 東京--三菱電機は、超小型カラープロジェクタ用の半導体レーザとして、波長638nmで世界最高の出力500mWと電力変換効率32%を実現した高出力半導体レーザを2月1 日から発売する。
ノートPCや携帯電話などのモバイル機器に接続、内蔵して使用する超小型のプロジェクタの開発が盛んに行われている。超小型プロジェクタの光源には、ランプ光源と比べて、表示できる色の範囲(色域)が広い発光ダイオード(LED)や半導体レーザが用いられている。半導体レーザは、LEDに比べて低消費電力で高出力なほか、被写界深度の深い光学系が使用できるので、焦点調整の不要なプロジェクタを構成できる利点がある。
三菱は、超小型カラープロジェクタ用に鮮やかな赤色で視感度が高い、波長638nm、出力300mW の半導体レーザを2009 年7 月に発売。今回、発売するのは、さらに高い出力500mW の半導体レーザ。新製品の特長は以下の通り。
1.超小型カラープロジェクタ用638nm 半導体レーザで世界最高の出力500mW を実現: チップ構造の改良により、超小型カラープロジェクタ用の赤色半導体レーザとしては世界最高の出力500mW を実現。LED を使用した超小型カラープロジェクタの明るさは10 ルーメン程度だが、それよりも明るい60 ルーメンのプロジェクタを実現できる。500mW 出力時の電力変換効率も32%と世界最高値であるので、プロジェクタの消費電力低減に貢献する。
2.業界トップレベルの広い動作保証温度範囲: 使用温度は、500mW 連続駆動時で−5〜40℃、超小型カラープロジェクタ用での基本動作となるパルス駆動時(600mW)で−5〜50℃と、業界トップレベルの広い動作保証温度範囲を確保している。

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