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ブロードバンド対応TV所有は2014年に3億6000万世帯に

January 8, 2010, Dallas--調査会社TDG(The Diffusion Group)が最近発表したレポート「ブロードバンド対応TV:OTTハードウエアプラットフォームの進化」によると、世界中で3億6000万を超える世帯が2014年までにTVでOver-the-Top(OTT)ビデオサービスを利用できる機器を所有するようになり、そのうち半分以上の世帯は頻繁にOTT(オンラインTV)サービスを受けるようになる。
 TDGのマネージングパートナー、Collin Dixon氏は、これまで多くのOTTが失敗してきた主因について、「消費者の金額負担になる、独自の単機能ハードウエアへの依存」を挙げている。さらに同氏は、「利益が得られるサービスユーザベースを拡大したければ、OTTオペレータはハードウエアをほとんど無料で提供するか、茶の間へのパイプとして他のインターネット対応プラットフォームを利用するかである。後のアプローチの方が望ましいが、成功はそうしたプラットフォームの普及率に依存することになる。だが、これはOTTプロバイダの力の及ぶところではない」とコメントしている。
 同氏によると、NetflixやBBCなど、多くの企業がそれぞれのサービスソフトウエアを市販のビデオプラットフォームに組み込んでおり、早くも成功を収めつつある。通常の買換需要は5年サイクルであり、メーカーは組込ソリューションへの移行を加速しているので、少なくとも1台のインターネット対応ビデオプラットフォームを所有する世帯数は伸びる(急増する)。
・ブロードバンド対応TVを所有する世帯(OTTビデオサービスの基盤)の数は、2009年で1億3000万世帯、2014年には3億6000万世帯を超える。
・積極的にOTTサービスを利用する世帯の数は、2009年で4000万世帯。2014年には、1億7000万世帯に達する。



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