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回復が続くエンタプライズ向けスイッチ/ルータ
December 22, 2009, ボストン--Infonetics Researchは､2本の調査レポート､｢Ethernetスイッチとアプリケーション･デリバリコントローラ｣｢エンタプライズ向けルータとWANオプティマイゼーションアプライアンス｣を発表した｡
Ethernetスイッチ市場
･3Q09､Ethernetスイッチ市場は前期比5%成長で､35億ドルとなった｡
･ローエンドの伸びが最も力強く､アンマネージドとWebマネージドスイッチは､いずれも2桁の成長｡
･10Gポートは46%､前年同期比では61%増となった｡
･3Q09､ほとんどの上位Ethernetスイッチベンダの売上は1桁､2桁増となった｡
･HP ProCurveが3Comを買収し､シスコの最大のライバルとなる｡
･3Q09のADC(Application delivery controller)の売上は世界で10%増､2億2900万ドルとなった｡
エンタプライズ向けルータ市場
･3Q09世界のエンタプライズルータ売上はじり高で5%増､7億4600万ドルとなった｡
･ルータ販売は北米とAPACで､2Q09から連続して成長し､安定し始めている｡
･3Q09､シスコは売上を7%伸ばし､ルータ売上の約3/4を占めた｡
･ADTRANが最も高い伸びを記録し､前期比で売上が18%増となった｡
･WANオプティマイゼーション市場は､数期にわたり後退が続いたが､今期は12%増と回復に転じた｡市場を牽引したのは､ブルーコート(Blue Coat)､シスコ､リバーベッド(Riverbed)の3社｡
｢Ethernetスイッチ販売は2期連続して伸びた｡これは､2009年上期に市場が底を打ったことを示している｡この販売を支えたのは､ビジネス環境が全般的に安定してきたこと､APACや北米の公共部門の投資､刺激策によるものだ｡Q3には､エンタプライズ向けルータ販売も伸びたが､他のセグメントに比べれば受けた痛手は大きい｡企業は､新しいロケーションを開設せず､安価な機器で置き換えを進めているからだ｡シスコが発表した次世代ISRは､旧いインストールベースの更新に目が向けられると､ルータ販売を前進させるものとなるはずだ｣(Matthias Machowinski氏)｡
