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フランスの海外県レユニオンで新規海底ケーブルLIONサービス開始
December 16, 2009, パリ--レユニオン(Reunion)で海底ケーブルLION(Lower Indian Ocean Network)が公式にサービス開始となった｡
この海底ケーブルは､マダガスカル､レユニオン､モーリシャスを接続し､2009年11月16日に稼働を始めた｡プロジェクトは､オレンジ･マダガスカル(Orange Madagascar)､モーリシャス･テレコム(Mauritius Telecom)､フランステレコム(France Telecom S.A.)からなるコンソーシアムが投資している｡
LIONによりマダガスカルはブロードバンドインターネットネットワークに接続｡他方でレユニオンやモーリシャスにあるグループの地域サイトとの安全な接続が可能となる｡これら2つの島は､アフリカ南端を経てヨーロッパとアジアをリンクするSAT3-WASC-SAFEケーブルの接続ポイントとなる｡
LIONは､1000kmの海底ケーブルで､3箇所の陸揚げ局を持つ｡ケーブル敷設は､フランステレコムのケーブル敷設船Chamarelが行った｡マダガスカル初の陸揚げ局は東岸の主要港Toamasinに開設された｡LIONケーブルへの接続により､インターネット接続性は大幅に改善され､マダガスカルの社会､経済の発展を促進すると期待されている｡ブロードバンドインターネットの導入により､地域需要に応じた価格で大部分の人々がサービスを利用できるようになる｡
レユニオンでは､セントポール(St Paul)局の東に位置するセントマリー(Ste Marie)に第2の陸揚げ局が建設され､これにより同島の国際ブロードバンド接続の信頼性が強化される｡また､モーリシャスでは､新しいTerre Rouge陸揚げ局によって､Jacotet Bay陸揚げ局にバックアップを提供しながら､必要ならトラフィックのリルートもできるようになる｡
LIONは､最新のWDM技術を採用しており､最大伝送容量は1.28Tbpsとなっている｡
