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Pacnet、インドに新海底ケーブル陸揚げ計画

December 16, 2009, ニューデリー--Pacnetは、最大級の投資をしてWest Asia Crossin(WAC)を建設することで、インドにおける同社のプレゼンスを強化すると発表した。
 WACは、インドとアジアを直接接続する新たな海底ケーブルネットワークであり、増加を続けるインドの国際帯域要求に応える。
 PacnetのCEO、Bill Barney氏は「インドの顧客やサービスプロバイダの現状の関心事は、国際的な帯域コスト。市場では最近、コスト減が進んでいるが、国際基準からするとまだ高い」として、「これに対処するために、またインドの企業や個人にとって接続コストが下がるように、PacnetはWACの建設を計画している。WACは、当社の既存の汎アジアEAC-C2Cケーブルシステムとインドとを接続するケーブルシステムだ」と語っている。
 テレジオグラフィ(TeleGeography)調査ディレクタ、Alan Mauldin氏によると、2009年~2015年の間に、インドに対する国際帯域需要はCAGR 83%で伸びていく。インド国内の驚異的な帯域需要だけでなく、インドはヨーロッパと中東をアジアにリンクする国際海底ケーブルの主要ハブでもある。4つの新規海底ケーブルが間もなくインドの西岸と中東との間に敷設されるが、Pacnetの新しいインド-シンガポールケーブルはインド東岸とシンガポール間に、2005年以来初めて敷設されるケーブルとなる。
 WACは、共同建設方式で敷設される。これは、ユニティケーブルシステムが切り開いたもので、パートナーの各メンバーが独立に運用でき、しかもプロジェクトにより規模の経済から利益を得ることができる。
 計画されたWACケーブルシステムの伝送容量設計は6~8Tbps。Chennaiの陸揚げ局を介して、インドとマレーシアおよびシンガポールを接続。南東アジアにデュアル陸揚げポイントを設けることで、ケーブル事故に対する保護を強化している。
 また、WACはブランチングユニットによりバングラデッシュやスリランカにも接続性を拡張する柔軟な設計になっており、ムンバイに第2の陸揚げ局を設け、インド西岸に陸揚げするケーブルの容量を強化することもできる。
 Pacnetの事業開発担当シニアVP、Chris Wilson氏によると、WACはインド、アジアとUSの間で最も低いコスト、最も少ない遅延を保証することができる、加えてアジアと中東、ヨーロッパ間の接続コストを大幅に改善する。
 新しいWACケーブルの建設コストは1億5000万ドル、建設に約2年かかり、サービス開始は2012年早期を目標にしている。Pacnetは、現在、海底ケーブルサプライヤと議論を進めており、2010年早期にサプライヤ契約が発表される。

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