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Nortel、業界初の商用100G光ソリューションを発表
December 15, 2009, トロント--ノーテル(Nortel)は、業界で初めて商用100Gbpsソリューションを発表し、ヨーロッパの顧客が同ソリューションをライブネットワークに導入したことを明らかにした。
Nortelの100Gソリューションは独自の技術を使用したもので、サービスプロバイダはネットワークの主要部分を変更することなく現在の10Gインフラの帯域を10倍に拡張できる。
NortelメトロEthernetネットワークスのプレジデント、Philippe Morin氏は、100Gソリューションについて、「当社の100G光ソリューションは、画期的な技術を採用している」として、「100Gソリューションは、この最先端の技術のR&Dに長年注力してきた成果であり、技術革新で光業界をリードしてきた20年の歴史をベースにしたものだ」とコメントしている。
ベライゾン(Verizon)は、Nortelのソリューションを採用して、100G技術を商用のライブネットワークに導入する世界初のサービスプロバイダとなった。ベライゾンは、既存ネットワークを利用し、パリからフランクフルトまでの893kmのリンクで企業顧客のプライベートIPトラフィックを100G波長で運んでいる。さらに注目すべき点は、100G波長が同じファイバで稼働中の10G波長に並行して追加されただけであるという点だ。
Nortelの100Gソリューションは、コヒレントディテクション、DP-QPSK変調、最先端のDSP技術をベースにしている。これらの技術のいずれについてもNortelが業界で初めて商用化に成功し、現在までのところ実用化しているベンダはNortelのみとなっている。現在、世界のサービスプロバイダやオペレータの50社以上が、すでに2008年5月から実用化されているこれらの技術を採用したNortelの40Gソリューションを導入している。ベライゾンの業界初のライブ100G導入以外に、Nortelはこれまでに世界のサービスプロバイダと100Gソリューションのトライアルを8回行い、成功させている。
調査会社Ovumの市場予測によると、100GラインサイドDWDMトランスポンダの世界需要は今後5年で急速に伸びて2014年には4億5500万ドルに達する。