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Axsun､OCT用集積光源でブレイクスルー
December 14, 2009, Billerica--ボルケイノ(Volcano Corporation)の完全子会社､アクサン(Axsun Technologies)は､OCTイメージング向けに新たな集積タイプの光源を初めて開発し､テストに成功した｡
独自の光エンジンデザインによりイメージング速度が向上し､スエプトソースOCT光源用のレーザベースの設計で根本的な制約が克服されると同社は考えている｡この光エンジンに対するアプローチは､Axsunの集積光源技術に基づいたもので､多くの特許によって保護されている｡このコア技術は､医療イメージングシステムでこれまでにない高速性､高解像度が期待できることから､高精細スエプトソース(HDSS)と呼ばれている｡AxsunのHDSSは､市販のOCTイメージングシステムの4~10倍速い､200kHzでテストしてきた｡それでいて､サイズは超コンパクト､高信頼､ローコスト量産性を維持している｡
HDSSは､Axsunの標準ミルスペック(mil-spec)の修正版､気密封止パッケージで動作するように設計されている｡基本的には､現在の通信及び産業用途で25000以上導入されているAxsunのデバイスと同様の集積パッケージングとなっている｡
Axsunは､OCTイメージング向けにチューナブルレーザを開発､供給しているが､HDSSでOCTイメージングの速度とパフォーマンスをさらに一歩先に進めた｡
ボルケイノ社CEO､Scott Huennekens氏は､Axsunを買収した理由に触れて､｢MEMSベースの光および機械的コンポーネント､光ファイバの設計､取り扱い､アセンブリ､光イメージングや分光で使用する光源など､オプティクスとフォトニクスの幅広い優れた専門技術､完璧なソリューションサポートに必要な高度なエレクトロニクスや電気機会システムの専門技術獲得を目指したものだった｣と語り､その買収の結果､最新の開発成果である､HDSS光源について同氏は､｢Axsunが世界第一級のエンジニアリング能力を持っていることを示す､新たな一例である｣とコメントしている。さらに同氏は､HDSSに関連した提携にまで踏み込んで､次のように話している｡
｢HDSSがボルケイノのOCTイメージング製品に､この成長市場における競争優位性を与えてくれると考えている｡当社は血管のイメージング向けOCTシステムを計画しているが､これに加えて､この光源は今後､分光やスペクトラルイメージング製品にも使用できる｡さらに､OCTや分光が他の医療､生命科学の分野でビジネスチャンスがあれば､他の垂直的に市場の医療機器､診断､薬の開発に取り組む企業や研究者が､HDSSエンジン関連でOEM､機器への組込､共同研究プロジェクトに関心を示せば､これらの企業や研究者との提携も歓迎する｡｣
(詳細は､www.axsun.com)
