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Q3のサービスプロバイダ向けエッジルータ市場安定
December 4, 2009, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、2009年第3四半期のサービスプロバイダ向けエッジルータ市場は2%成長、12億ドルだった。
エッジルータは、通信サービスプロバイダがインターネットベースのサービスやコンテンツの配信、管理に使用するネットワーキング装置。世界のエッジルータ市場は前期に続いて成長し、1Q09の大きな落ち込み後の需要が安定していることが明らかになっている。売上ランキングは、シスコ、Alcatel-Lucent、ジュニパ、エリクソン、フアウエイの順となっており、シスコは前期比4%、Alcatel-Lucentは9%増となった。
DellOro GroupのVP、Shin Umeda氏は、「比較的短期に投資が回収できることから、サービスプロバイダはエッジネットワークへの投資に意欲的だ。Q3の市場安定から、最悪期を脱したと考えられ、次期および2010年は手堅い成長が期待できる」とコメントしている。
なお、Alcatel-Lucentは「5四半期連続でIPルータ市場でのシェア拡大を達した」と発表している。Alcatel-Lucentのシェアは、前年同期比4.8ポイント増で20.5%となった。
また、Alcatel-Lucent IP部門プレジデント、Basil Alwan氏は次のように話している。
「過去1年間に北米で大きな推進力が得られたことに非常に満足している。Cox、Equinix、Globalive、Qwestなど、最近発表された案件獲得に加え、未発表のものでも複数の戦略的案件の獲得があり、収益拡大に寄与している。移動体ネットワークにおけるデータトラフィックの大幅な伸びが、モバイルバックホールとパケットコアのアップグレードを牽引している。Alcatel-Lucentには、移動体通信事業者がこれに伴う課題に対処し、さらにはLTE対応を進める上で支援できる最適な技術とソリューションが揃っている。Alcatel-Lucentはシリコンからソフトウェアまで、IPルータのイノベーションで業界をリードし続けており、顧客のネットワーク資産収益化に貢献している。当社ではアプリケーション・イネーブルメントのビジョンと、それに関連するHigh Leverage Network (HLN)アーキテクチャの実運用を開始しており、マーケットシェアの拡大はこれを反映している。」