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Aquantia、4400万ドル増資

December 3, 2009, Milpitas--10GBASE-T PHYの開発で知られるAquantiaは、3500万ドルの融資を獲得し、最終的には4400万ドルの増資を行う。
今回の増資により、同社はエンタプライズやデータセンタ市場で10GbEへの移行を加速する製品ポートフォリオの拡張を行う。
 今回の資金調達の幹事会社はNew Enterprise Associates(NEA)、増資に応じたのはAquantiaの既存投資家、Lightspeed Venture Partners, Greylock Partners, Pinnacle Ventures, Benture Tech Alliance。今回の増資にともない、NEAのRohini Chakravarthy氏が取締役会に加わる。
 同氏は、「NEAがエンタプライズやインフラ分野で強力なプレゼンスがあるため、10GbEエコシステムについては見通しがきく」と話している。また、Aquantiaの社長/CEO、Faraj Aalaei氏は、今回の増資とNEAが新たに投資家に加わったことについて、「Aquantiaとこの業界に対する信任投票だ」とコメントしている。「今回の増資によって当社の技術的リーダーシップが明らかになり、事業計画も個人資本に依存した競合とはかけ離れたものとなる。10GBASE-Tがスイッチ、NICカードやサーバのLOM(LAN-on-Motherboard)に幅広く普及するために、当社は好位置に付けている。」
 調査会社IDCは、企業のIT投資は2010年下期には世界的に加速すると見ている。IDCのコンピューティング、ネットワーキング、ストレージ半導体調査を担当するディレクタ、Shane Rau氏は、「コンポーネント価格の下落、データセンタにおける仮想化への移行によって、10GbEが受けるメリットは大きい。特に、今後立ち上がりが予想される10GbE市場のNIC/LOM半導体は、2007年から2012年にかけてCAGR 50%で伸びていく」と分析している。
 Aquantiaは、2009年5月に40nmプロセスを使用した世界初のクワッド10GBASE-T ICが、データセンタが必要とするパワー、実装密度、コストパフォーマンスの点で有効であることを確認したと発表した。Aquantiaの最新世代の10GBASE-T製品は、LOMや高密度スイッチング用途としては、エネルギー効率、実装密度の点で優位性があるとAquantiaは主張している。

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