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BroadcomがDune Networksを買収
December 2, 2009, Irvine--ブロードコム(Broadcom Corporation)は､株式非公開企業､デューン･ネットワークス(Dune Networks)を買収することで正式契約した｡Duneは､データセンタネットワーキング装置向けにスイッチファブリックソリューションを提供している｡
データセンタは､クラウドコンピューティングからの要求に応えて帯域を増やすために拡大を続けている｡クラウドコンピューティングでは､コンピューティングリソース､SaaSなどの製品やサービスをインターネットでリアルタイムに提供することが求められているからだ｡Duneは､ポートあたり100Gbpsまでの帯域をサポートするチップを開発している｡同チップを用いると､10000を超えるサーバ(ポート)の接続が可能となる｡
Duneの大規模拡大が可能なインタコネクトファブリックとブロードコムのEthernet製品とを組み合わせることで､ブロードコムはデータセンタネットワーキング装置向けのソリューションを増やすことができる｡ブロードコムのネットワーク･スイッチング事業担当部長VP､Martin Lund氏は､デューンの技術に関して､｢今後立ち上がってくる大規模クラウドコンピューティングネットワークの要求に応えるには､取り分け適した技術だ｡この技術により､当社はデータセンタEthernet向けの新たな市場アプリケーションを展開できる｣と語っている｡
Dune NetworksのCEO､Eyal Dagan氏は､同社の分散接続ファブリックを｢ブロードコムの既存製品の補完をなすもの｣として､｢両社の顧客は､次世代クラウドコンピューティングネットワークを構築するエンドユーザ向けにローコストでハイパフォーマンスのデータセンタスイッチングを提供できるようになる｣と話している｡
買収に関連して､Duneの発行済み株式およびその他の権利をすべて買収するために､ブロードコムは現金で約1億7800万ドルを支払う｡
