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LED照明、劇的大流行の兆し
November 30, 2009, ボストン--LED業界は新たな成長フェーズに直面している。ストラテジ・アナリティクス(Strategy Analytics)の調査によると、過去2ヶ月間に3社だけで約8億ドルを獲得した。
ストラテジ・アナリティクスのレポート「LED照明はティッピング・ポイントに来たか」の中で、同社は3社の公募から、LEDバックライト技術の採用が加速していること、固体照明へ向かう動きの初期兆候が見えることを指摘している。
LED量産用のMOCVD装置の主要ベンダ2社、AixtronとVeeco Instrumentsが総額3億6000万ドルを調達したこと、MOCVD装置の受注残も大きいことが明らかになっている。また、大手LEDチップメーカー、クリー(Cree)は純利益4億3400万ドル、さらに同社は中国に新工場建設を発表している。
ストラテジ・アナリティクスのGaAs/化合物半導体サービス担当ディレクタ、Asif Anwar氏は、「この受注残から、2010年中に200程度の装置が稼働を始めると見ている。Aixtron、Veecoとも製造能力を高める必要があり、継続的な需要サイクルに向けて技術開発に投資する必要がある」とコメントしている。
また、ストラテジ・アナリティクスVP、Steve Entwistle氏は「LEDベースのバックライトは爆発的流行寸前(tipping point)にあると当社は見ており、2010年からLEDバックライトのLCD TVs市場が大きく加速する。財務的な動きからも、一般照明への固体照明採用にともなうLED市場の今後の成長期に向けた計画具体化が見える」と指摘している。