関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
CESR市場で生き残りの決め手は製品の差別化
November 24, 2009,マウンテンビュー--Frost & Sullivanによると､キャリアEthernetは､コスト的な優位性とは別に､キャリアグレード技術として大きく進歩したことで､Ethernetスイッチ/ルータ(CESR)装置ベンダ(NEP)が市場の主要トレンドに応えられるようになっていることが重要ファクタとされている｡
メトロEthernetフォーラム(MEF)の主導とベンダの努力によりプリスタンダードバージョンに続いて迅速に標準が決まったことがキャリアEthernet技術の継続的な進化の重要なポイントになった｡
Frost & Sullivanは､｢世界のキャリアEthernetスイッチとルータ市場｣調査を発表し､市場は2008年で53億ドルだったが､2015年には170億ドルに達すると予測している｡
キャリアEthernet技術は継続的に完成度を高めているので､モバイルバックホールなどの急成長するアプリケーションで受け入れられている｡Frost & Sullivanのアナリスト､Prayerna Raina氏は｢ベンダは､ITU-TやIEEEの標準､独自のソリューションをベースに､同期ソリューションの提供で急速な進歩を見せている｡モバイルバックホール向けの同期に加えて､エンド･ツー･エンドマネージメントソリューション､トランスポートキャリアEthernet､Ethernetの高速化などによってベンダはサービスプロバイダの要求に応えようとしている｣とベンダの動きを分析している｡
装置ベンダがこの寡占市場で市場シェアを伸ばそうとすると包括的なソリューションが重要になる｡この市場では上位3社が市場シェアの約70%を占める｡キャリアEthernetの最大市場であるアジアにおける強力な地域ベンダの存在が競争を一層激化させている｡既存の関係や地域的な競争は､市場を世界規模に拡大していくためのハードルとなっている課題と見なされており､Raina氏は､市場シェア獲得に向けたキャリアEthernetソリューションとして､｢将来性があること､スケーラブルなソリューションであること､競争力のある価格で複数のアプリケーションやネットワークコンバージェンスをサポートしていること｣を挙げている｡
