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2009年のモバイルバックホール装置市場59億ドル

November 20, 2009, キャンベル--市場調査会社Infonetics Researchは、モバイルバックホール装置、接続、インストールされたセルサイト、サービス料金などを調査した2009年第2版「モバイルバックホール装置とサービス」を発表した。
 キャリア、データセンタネットワークを担当する主席アナリスト、Michael Howard氏は、「モバイルバックホール装置市場は衰えが見られない。これは世界中のサービスプロバイダが継続してネットワークのアップグレードを行い、急増するモバイルブロードバンド加入者数、広帯域を使う加入者の習慣に対処しようとしているからだ。100を超えるオペレータが現在、HSPAを導入しており、HSPA+アップグレード、WiMAX、LTEの波が来つつある。これらはすべて激増するモバイルデータトラフィックを扱うものだ。これへの対処として最も経済的な方法は、TDMからパケットIP/Ethernetへの移行であり、これこそモバイルバックホール市場を押し上げている要因だ」と説明している。
 WiMAX、マイクロ波、モバイル機器担当のディレクティングアナリスト、Richard Webb氏は、さらに付け加えて、「Ethernetだけのマイクロ波バックホール装置が立ち上がりつつある。特にWiMAXネットワーク向けだ。理由は、WiMAXでは音声のタイミングや同期の問題がないからだ。GbE LTE対応のマイクロ波バックホール製品は今年リリースされた。モバイルオペレータがHSPA+やLTEに備えてEthernetオンリーの製品に動き始めているので、2010年にはEthernetオンリーのマイクロ波製品がもっと増え、Ethernetマイクロ波バックホールセグメントが加速されることになる」と分析している。
・モバイルバックホール装置への投資は世界規模で2008年に59%増、37億ドルに跳ね上がったが、2009年はさらに60%伸びて59億ドルに達する。
・Infonetics Researchの予測では、2009年〜2013年の間に、モバイル加入者数は16億件を越え、新規のモバイルブロードバンド加入者数は70万件に達する。このため、必要となる基地局、セルサイト接続が増加し、各セルサイト接続のための装置、バックホールでさらに高い容量が必要になる。
・エリクソンがマイクロ波モバイルバックホール装置市場を引き続きリードしており、世界の販売額の約1/4を占める。しかし、Harris Stratex、Ceragon, DragonWaveなどの小回りのきくプレイヤーにも大手プレイヤーの市場シェアに食い込むチャンスはある。

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