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グッドリッチの短波長赤外カメラで月に水の存在を確認
November 19, 2009, Charlotte--グッドリッチ(Goodrich Corporation)のISR Systemsチームの画期的な短波長赤外(SWIR)カメラのイメージデータにより、NASAの研究者は月面に水が存在することを確信した。
2009年10月9日の歴史的なミッションで、NASAのロケットが月の南極に打ち上げられ、SWIRカメラが衝突後の瓦礫噴出の中に水の証拠を映し出した。
月面への衝突は、NASAのLunar Crater Observation and Sensing Satellite(LCROSS)ミッションの一部であり、月面の水の探査を目的としている。2台のグッドリッチSWIR(NASAの言う近赤外)カメラは、Centaurロケットともに月に打ち上げられた宇宙探査機の積み荷の一部。ロケットの衝撃によって生じた水蒸気と瓦礫の噴出をSWIRカメラが記録し、分析して月面に水が存在するとの確信が生まれた。
グッドリッチSWIRカメラが埃、煙、霧を通してコントラストから水蒸気を発見したので、LCROSS衝突を正確に記録し、瓦礫の粉塵を精査することができた。SWIR技術によって、可視およびサーマルカメラ(thermal camera)間の波長帯域、人の目には見えない波長帯の反射光を検出。先進的な材料と回路構成を用いることで、このカメラは極めて小型・軽量にできており、宇宙用途に最適といえる。
グッドリッチISR Systems、プリンストン事業所部長、VP、Ed Hart氏は、「当社の有能なISR Systemsチームが、今後の宇宙探査を方向付け、太陽系を理解する上で重要な役割を果たした」と語っている。