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Luxtera、マザーボードに初のシングルチップトランシーバを実装

November 16, 2009, Carlsbad--ラクステラ(Luxtera)は、OptoPHY製品ラインを発表した。これはPCBボードに実装できるローコスト光接続を実現する光トランシーバファミリで、これにより1ドル/Gbpsの壁を破る道が開ける。
 エレクトロニクスとオプティクスを1つのCMOSで統合し小型化(SFF)されたOptoPHYにより、マザーボードに搭載したオプティクスはハイパフォーマンス、高信頼のポイント-ツー-ポイント(P2P)接続が可能になる。この新しい製品ラインは、光業界におけるLuxteraの地位を強化するものとなり、プラガブルモジュールソリューションから、将来の光・電気SoC集積に向けたチップ・オン・ボードソリューションへの光技術の進化を示すものとなっている。
 業界調査会社ライトカウンティング(LightCounting, LLC)のシニアVPアナリスト、Brad Smith氏は、10Gbpsを新たなシステムインタコネクトとしながらも、現状について、「今の世代の高速システムは、スイッチ/ルータ、スーパーコンピュータ、通信機器、データコム、サーバの内部は、iPodが出る3年前の1998に開発された2.5G/5G SNAP12技術だ。これは、2.5Wの4つの送信器/受信器が必要であり、1個あたりのコストが400ドル以上する。フルデュプレクス接続は1600ドル、消費電力は10W、占めるボードスペースは大きい。市場は新しいソリューションを求めている。光技術は、これまでロングホールやシステム間インタコネクトに使われていたが、今やボックス内に入ってきて、オプティクス・オン・ア・チップ(optics-on-a-chip)に向かっていることは明らかだ」とコメントしている。
 Luxteraは、高密度・高集積チップ・オン・ボードトランシーバ、OptoPHYでレガシー光モジュールを置き換える。現在、1ch、4chで販売しているが、2010年には12ch構成の製品を販売する。OptoPHYは、10Gbps/chデータレートで広帯域並列接続を実現する。また、ギガビットあたり最小の設置面積も特徴となっており、これにより柔軟なシステムデザインが可能となる。トランシーバをシステム内に置いてフロントパネルコネクタ密度を最大化し、熱やEMIマネージメントを簡素化する。わずか20mW/GbpsのOptoPHYは市場で最も低い消費電力のトランシーバソリューションだ。
 「増え続けるデータレート需要に対処するために、データセンタはコストは安いがパフォーマンスは低い電気のインタコネクトか、ハイパフォーマンスで高コストの光インタコネクトのいずれかを選択しなければならなかった。シリコンフォトニクス技術を採用したLuxteraの新しいOptoPHY製品ラインは、こうした問題に応えて、1ドル/Gbps以下のコストでハイパフォーマンス光インタコネクトを提供する」とIDCのHPC調査担当VP、Steve Conway氏はコメントしている。同氏はさらに、「適切な価格ポイント、小型でハイパフォーマンス接続を提供するのが光通信の大きな成果だ」と付け加えている。
(詳細は、www.luxtera.com)

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