関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
有線からモバイルへの置き換えペース加速
November 9, 2009, Campbell--調査会社Infonetics Researchは､新しい市場予測レポート｢固定およびモバイル加入者｣を発表した｡
モバイルとFMCインフラを担当するInfonetics Researchの主席アナリスト､Stéphane Téral氏は､有線からモバイルへの置き換えが加速していると指摘する｡｢世界的リセッションで人々が通信サービス利用を控えることはなかったが､有線からモバイルへの置き換えペースが加速したことは明らかだ｡2008年で､5億件の加入者を持つ中国とインドを合わせ､これらの国がアジアパシフィックを世界最大のモバイル加入者地域に押し上げており､今後もそれは続く｡EMEA地域がこれに続き､アフリカが力強く市場を牽引している｡モバイル加入は､少なくとも今後5年にわたり力強い成長を続ける｡市場拡大を後押ししているのは主に､これらの地域での基本的な音声サービスニーズだ｡特にBRIC諸国(ブラジル､ロシア､インド､中国)で需要が旺盛だ｡｣
調査のハイライト
･2008年､モバイル加入者は世界のアクセス回線の加入者の約4倍だった(39億vs.10億件)｡
･モバイル加入者数は2008年に前年比17.4%増だったが､アクセス回線の加入者は5.5%減となった｡
･アクセス回線は､北米や中国では､固定からモバイルへの置き換え､銅線から光ファイバ回線への切替､リセッションなどが原因で､減少ペースが最高に達している｡この間､人々は地上通信線を見限り､モバイルまたはスマートフォンだけを持つようになっている｡
･世界のモバイル加入者数は､2013年までに59億件に達する｡
･世界のPON FTTH加入者数は､2008年から2013年にかけて年平均32%で激増を続ける｡
