関連イベント
関連雑誌
News Details ニュース詳細
Avo PhotonicsがOCT前方結像カテーテルを開発
November 9, 2009, Horsham--Frost & Sullivanによる｢2006 US心臓ペースメーカー市場｣レポートによると､毎年全国で約400万人の人々が心不全脈を患っている｡これらの人々の約250万人は治療を受けることもできず､また投薬だけではコントロールできない｡
薬理療法では効果に限界があるので､高周波カテーテルアブレーションが広い範囲の不整脈治療の際だったアプローチとして登場してきた｡しかし､処置中に医者は心臓内を直接見ることはできない､また病変を判断する手段もない｡
こうした問題を認識していたので､ケース･ウェスタン･リザーブ大学の研究者は2008年に､医者が治療中に処置をモニタできるように､また心臓内を可視化できる造影カテーテルの開発プログラムをスタートさせた｡研究者たちは第一期の設計契約に､ペンシルバニア州HorshamのAvo Photonicsを選び､2008年9月に契約が成立した｡Avoの設計は迅速で､翌月の10月に光学機器試作システム開発の目処をつけた｡契約終了時には同社は8つの前方造影カテーテルを大学に収めた｡
Avoが開発した前方造影カテーテル(FIC)は､RF心不全治療中のモニタとして用いることになる｡このOCTカテーテルは､RFカテーテルの挿入と精度を改善する可視化技術となり､これによって治療の結果が改善され､心不全治療のFDA認可処置の拡大につながる｡
2009年5月､大学はAvoのカテーテルを使用して心臓組織を画像化し､Avoの設計と製造技術を確認した｡このプロジェクトを担当しているDr. Andrew RollinsとRollins教授の下で開発を担当している院生､Christine Fleming研究アシスタントは､Avoの開発成果を賞賛している｡またDr. Rollinsは｢Avoが細部､工夫に注力してくれたので､われわれはコンセプトから設計､プロトタイピングへと迅速に進むことができた｣とコメントしている｡
