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「米国ブロードバンド刺激策は170億ドル不足」とヤンキーグループ
October 28, 2009, ボストン--米国中にブロードバンドサービスを拡大するために現在72億ドルの資金が割り当てられているが、これはすべての米国世帯をブロードバンド接続するために必要な投資の1/3以下であり、残念ながら不十分だ、とヤンキーグループ(YankeeGroup)は指摘する。
「ユビキタスブロードバンドには、少なくとも現在の刺激策の3倍のコストがかかる」とするレポートは、複数のシナリオを検討し、国中にブロードバンドを拡大するための必要最小限のアプローチでさえ、現状よりも遙かに大きな資金とベンダの協力が必要であると結論づけている。
現在、複数の主要都市部の世帯も含めて、米国世帯の約12%がブロードバンドにアクセスできない。米国は、ブロードバンド普及率が世界で15番目となっている。
ヤンキーグループの主席アナリスト、Vince Vittore氏は、「米国でユビキタスブロードバンドを実現することは、経済回復を速めることになり、米国は技術的リーダーシップという意味で本来の位置に立ち返ることになる。しかし、これにはすべての投資家の協調的努力が必要だ」と語り、「最小限240億ドルが必要であるが、これはネットワークが最も効率的に展開され、中間点までのインフラの多くがすでに存在することを前提にしている。刺激策は滑り出しとしてはよいが、ただそれだけのこと、スタートに過ぎない」と同氏はコメントしている。