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オクラロ、インテルのLight Peakにレーザを供給

October 28, 2009, サンノゼ--オクラロ(Oclaro)は、急展開が進むIntel Light Peak技術市場向けに新しいVCSELレーザが提供可能となったと発表した。
 Light Peakは、光技術を利用して周辺機器、ワークステーション、ディスプレイ、ディスクドライブ、ドッキングステーションなどの電子機器を接続するために設計されている。IntelのLight Peak技術は、光技術をメインストリームとしており、オクラロは同社の製品アプリケーションをコンピューティングや家電機器などの新しい市場に拡大する機会を得た。
 コンピューティング機器のメインストリームとなっている現行の電気ケーブル技術は、速度と伝送距離の点で実用上の限界に近づきつつある。しかし、電気の代わりに光でデータを転送する光技術には、こうした限界はない。光技術を使用したIntelのLight Peak技術は、先ず10Gbpsまでの広帯域を提供する。これはノーカットのBlu-Ray映画を30秒以下で転送することができるパフォーマンス。この技術は、今後10年で100Gbpsまでスケールする可能性がある。
 「オクラロの戦略の核心は、当社の光技術やソリューションを利用して消費者に価値を提供することができる隣接市場に転進することである」と同社先端フォトニクスソリューション部長、上級役員、Yves Le Maitre氏は語っている。同氏によると、オクラロは同様のVCSELレーザを別の消費者アプリケーション向けに量産しており、結果的にLight Peak市場に必要な技術と製造規模に達している。
 Light Peakは、制御チップと光モジュールからなり、これがこの技術をサポートするプラットフォームに含まれることになる。光モジュールは、超小型レーザとPDを利用して、O/E、E/O変換を行う。Intelは制御チップを提供することになっており、オクラロの新しいVCSELは「競争力のある価格で高信頼設計となっているので、これに最適である」と同社は主張している。
 IntelのLight Peak伝送技術は、銅線の代わりに光ファイバを使い、USB、HDMI、DisplayPort、PCIeなどのプロトコルをサポートしている。この技術は安価、小型を目的としてゼロから設計され、ハンドヘルド、ラップトップ、PC、家電などの幅広い機器をサポートする。
 Intelの光I/Oプログラムオフィスのディレクタ、Jason Ziller氏によると、Intelはオクラロと協力して2010年にはLight Peak光コンポーネントの出荷を始める。Light Peakは、1本のケーブルで複数のI/Oプロトコルを広帯域で走らせることができ、ディスプレイ、ディスクドライブ、周辺機器、ドッキングステーションなど多くの機器を接続することができる。

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