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ホームネットワーク機器市場、今後5年でCAGR 23%成長
October 15, 2009, シンガポール--高速ブロードバンド、コンバージェンス、ホームネットワーキングのすべてが宅内ネットワーク化の分野で新たな波を作りだしている。
ハードウエア面では、デジタルホームトレンドはIP接続宅内機器の方向に向かっており、家電の新しい時代を象徴している。ABIリサーチが発表した宅内ネットワーク機器市場によると、ネットワーク化された宅内機器は家電業界の「次なる目玉」となる可能性があり、世界市場は今後5年で年平均23%成長、2014年には100億ドルを上回る。
ABIリサーチの業界アナリスト、Serene Fong氏は、「サービスプロバイダはホームネットワーキングを消費者の忠実度への道とだけ見ているわけではなく、収益を生み出す“新たな金のなる木”とも見ている。単なる音声やデータサービスではなく、今やサービスプロバイダは提供するサービスに、コンテンツ、アプリケーション、ネットワーキング、時にはゲーム、エネルギー管理さえ含ませている」とコメントしている。
複数の機器間のコンテンツ共有に対する関心が高まっている。これは、世界の特権ユーザが統合されたブラウジング、通信、エンタテーメント体験の新たな世界を探求しているからだ。数字から分かることは、消費者がデジタル機器への投資を強め、エンタテーメント体験の品質を高めようとしていることだ。デジタル的に接続された家庭は、異なる業界をまとめるための魅力的なプラットフォームを形成する。
しかし、その前に、まだ障害がある。複数の相互接続が可能なサービスや機器がなければ、真のホームネットワークは体験できない。Fong氏は「サービスプロバイダ、装置メーカーは満足すべきではない。価格、製品品質、エンドユーザの体験はまだ厳しい競争に晒されており、メーカーは実際に大きな売上増を望む前に高い顧客満足度を維持しなければならない」と警告している。