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アクティブ光ケーブル市場、2014年に15億ドル
October 6, 2009, グレンアレン--業界調査会社CIRは、アクティブオプティカルケーブル(AOC)市場調査「アクティブオプティカルケーブル:技術と市場予測」を発表した。
このレポートには、データセンタ、PCインタコネクト、デジタルサイネージ、ホームエンタテーメント市場におけるAOCの予測、大手トランシーバおよびケーブルメーカーのAOC戦略の評価が掲載されている。アナリストの中には見込みの市場規模を誇張しているところもあるが、CIRは2012年でAOC市場は7億2000万ドル、2014年に15億ドルに拡大すると見ている。
主な調査結果
・AOCビジネスで優位を占めると考えられるセグメントはデータセンタアプリケーションで、2014年には8億3500万ドルに達する。サイズの大きな銅線InfiniBandケーブルの置き換えがAOCの初期の売上を形成するが、市場を押し上げるのは大企業や政府のデータセンタ、特にグーグル(Google)やYouTubeのような公共のピアリングデータセンタでポート数が激増することによる。こうしたデータセンタは、3年前には1Gb/sレベルだったが、今は10Gb/sポートが必要になっている。
・AOCのホームシアタ市場はニッチ市場にとどまる。ビデオ好きに高価なケーブルが売れるだけだ。しかし、別のビデオ関連のAOCアプリケーション-デジタルサイネージはかなりのポテンシャルがある。理由は、過去数年でインストールベースのデジタルサイネージが大きく伸びているからだ。デジタルサイネージ向けの広帯域配線ニーズは、広告業界が屋外のHDMI環境で1080p解像度、DVI向けに1920×1200をサポートしたがっていることによるものだ。AOCベンダの中には、デジタルサイネージを現在最大の市場としているところもあり、2014年にはこの市場は4億5000万ドル規模に拡大する。
・OEMは新しい配線やインタフェース技術採用には保守的ではあるが、使いやすさの点から、AOCは短距離PCインタコネクトアプリケーションには簡単な製品であるとCIRは見ている。プロの映像処理業界、工場のフロアネットワーク、軍-航空アプリケーション、LAN-on-motherboardアプリケーションのように、AOCが特に売れる分野がいくつかある。PCインタコネクト市場におけるAOC全体の市場は2014年には2億2000万ドルに達すると見られている。