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タイコ、現用海底ケーブルで40Gデモ

October 5, 2009, モリスタウン--タイコエレクトロニクスのビジネスユニット、タイコテレコミュニケーションズ(Tyco Telecommunications)は、同社の次世代技術を使用した40Gbps伝送のデモンストレーションに成功したと発表した。
 トライアルは、10Gbps伝送用に設計された既存の2500km海底ケーブルシステムを利用して行われた。ライブネットワークでのフィールドテストは、40Gbpsと10Gbpsトラフィックの同時伝送ができることを示しており、このことは稼働中のシステムのアップグレードが可能であることを意味するもので、タイコのクライアントは広帯域化してサービスを拡張することかができることになる。
 タイコテレコミュニケーションズのR&D担当VP、CTOである、Dr. Seymour Sahpiroは、「今回の開発は、海底ケーブル伝送容量進化における大きな到達点だ」として、「40Gbpsが次の海底システムの標準となることは明らかだ。当社が新技術を用いてフィールドデモに成功したことは、タイコが顧客の今後のシステムアップグレード要求に応える準備ができていることを示すものである」とコメントしている。
 フィールドトライアルでは、タイコは64×40Gbpsを既存の10Gbpsシステムで伝送可能なことを示した。これにより、現行のシステムは1対のファイバで2.56Tbpsにアップグレードすることができる。タイコテレコミュニケーションズの社長、David Coughlan氏は「陸上ではビットレートを上げることが広がりつつあるので、こうしたサービスは自ずと海底ケーブルにも求められる。今回のトライアル成功により、10Gbps用に設計したシステムが時代遅れではなく、現行のトラフィックを停止することなく40Gbpsサポートにアップグレードできることを示した」と語っている。

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