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ビテッセ、1.656Tbpsクロスポイントスイッチ実現
September 30, 2009, Camarillo--ビテッセ(Vitesse Semiconductor Corp)は、11.5Gbps 144×144クロスポイントスイッチを販売する。同スイッチは、キャリアやエンタプライズのネットワーキング環境で使用されるスイッチの帯域を40%向上する。
このデバイスでは、ビテッセのシグナルインテグリティ技術、FlexEQが採用されており、これにより損失の多いPCB、バックプレーン、ケーブルメディアでの高速信号の伝送と信号リカバリが可能となる。ビテッセによると、VSC3144-11は業界唯一の商用多チャネルデバイスで、8G FC、10GbE、XFIを含む新しいインタフェースやデータレートのスイッチングをサポートする。
このクロスポイントの特徴は、1.656Tbpsのスイッチング能力を持つノンブロッキングスイッチマトリクス。すでにリリースしている6.5G、8.5Gバージョンと互換性があり、既存顧客はネットワークルータやデータセンタクロスコネクトシステムをさらに大容量、広帯域レベルにアップグレードすることができる。
VSC3144-11を市場投入するビテッセの狙いは、通信、エンタプライズ、ストレージネットワークで10Gbps前後のコンバージェンスに対応することにある。デバイスは、11.5Gbpsまでをサポートしており、GbE、XAUI、Reduced XAUI(RXAUI)、10GbE、SONET/SDH、OTNプロトコル、InfiniBand、8G FCを含むすべてのデータプロトコルに対応する。ビテッセは、次世代のデータレートをターゲットにした新しいトランスポート装置のニーズに応えることに注力している。対象となるのは、9.95328Gbps OC-192/STM-64 SONET/SDH、10.709Gbps OTU2 OTN/WDM、10.3125Gbps 10GbE、10.51875Gbps FC(10GFC)、11.1-11.3GbpsオーバーロックOTU2ラッパー(10GbE、10GFC over OTN/WDM)。
加えて、新しいIEEEとITU-T標準、4×10G、10×10Gインタフェースの40G、100Gデータレートが出てくることで、10Gデータレートの大規模非同期マトリクスの需要が激増する。
VSC3144-11は、45×45mm、1.27mmpinピッチ、1027pin BGAパッケージで提供される。評価システム、サンプル、生産開始前のボリューム出荷に対応している。量産は、4Q09の予定。